担任の救急箱
担任の危機管理100場面 今すぐ、何をする?
嶋ア政男/著 ほんの森出版 定価(本体1,800円+税)  *品切れ・重版未定
初版2004年4月 ISBN-10:4-938874-40-7 ISBN-13:978-4-938874-40-7 C3037

<一言コメント>
危機発生!「まず何をし、具体的にどう動くか」が一目でわかるページのつくりです。

<もくじ>

 はじめに−初期対応の重要性

 第1章 問題行動
1店舗から万引きの通報が入ったとき(万引き)
2学級内で特定の子へのいじめが発覚したとき(いじめ問題)
3保護者から家出の連絡を受けたとき(家出問題)
4クラスの女子に売春の噂が生じたとき(性非行)
5級友に暴力をふるう事件が発生したとき(校内暴力)
6クラス内で現金の窃盗が数件続いたとき(窃盗事件)
7子どもがシンナーを吸引して登校したとき(シンナー吸引)
8黒板にペンキのイタズラ書きを発見したとき(器物損壊)
9同級生からの恐喝が推測されるとき(恐喝被害)
10卒業式に異装・異髪で出席する動きがあるとき(異装・異髪)
11学校にナイフを持って来る子がいたとき(ナイフの所持)
12教室内にアメやガムの包装紙が目立つとき(荒れの前兆)
13担任への反発から学級全体が荒れたとき(学級崩壊)
14生徒の家が「たまり場」になっているとき(たまり場)
15他校生との集団抗争が心配されるとき(学校間抗争)
16担任する生徒を訪ねて他校生が押しかけて来たとき(他校生の押しかけ)

 第2章 関係機関
1授業妨害がひどく、出席停止を決断したとき(教育委員会・指導主事)
2担任する子が急に不登校になったとき(スクールカウンセラー)
3担任する子が適応指導教室に入室するとき(適応指導教室・教育支援センター)
4「心の問題」が心配される子がいるとき(保健所・保健センター・精神保健福祉センター)
5虐待を受けていると疑われるとき(児童相談所・一時保護所)
614歳未満の非行が進んだ子がいるとき(児童相談所・一時保護所・児童養護施設)
7経済的に困窮している家庭を発見したとき(民生委員・福祉事務所)
8担任する子が警察に逮捕・補導されたとき(警察署・弁護士)
9担任する子が少年鑑別所に入所したとき(少年鑑別所・家庭裁判所・委託施設・調査官)
10担任する子が児童自立支援施設に入所したとき(児童自立支援施設・少年院)
11担任する子が保護観察の保護処分を受けたとき(保護観察所・保護司)
12暴走族に入った生徒を抜け出させたいとき(サポートチーム・少年補導員)
13悪徳商法・マルチ商法で悩む生徒がいるとき (消費生活センター)
14担任する子が児童養護施設に入所したとき(児童養護施設)

 第3章 学校保健
1「おたふくかぜにかかった」と連絡が入ったとき(伝染病)
2インフルエンザで3分の1の子が休んだとき(流感による学級閉鎖)
3急激な発熱等、SARSの症状が見られたとき(SARS)
4アレルギー疾患への配慮を依頼されたとき(アレルギー疾患)
5給食後、多数の子どもたちが腹痛を訴えたとき(集団食中毒)
6O-157の症状を訴える欠席届が相次いだとき(O-157)
7結核の精密検査への不安の訴えがあったとき(結核)
8「教室が暗くて嫌だ」との訴えがあったとき(学校環境衛生)
9病気のため長期に入院する子がいるとき(病弱養護学校・院内学級)
10性病にかかったおそれがあると連絡を受けたとき(性感染症)
11体の弱い子や病気をもつ子がクラスにいるとき(病虚弱・身体的配慮)
12管理指導表が必要な子が入学したとき(管理指導表)

 第4章 特別支援・心の問題
1授業についていけない子がいるとき(知的障害)
2特別な教育支援が必要な子がいるとき(自閉症・アスペルガー症候群・LD・ADHD・ADD)
3担任する子が通級指導学級に通うことになったとき(視覚障害・聴覚障害・肢体不自由・病虚弱・言語障害)
4不登校が長期化し、引きこもりが心配なとき(不登校・引きこもり)
5人間関係がうまくつくれない子がいるとき(孤立傾向・無気力・引っ込み思案)
6学校をやめたいとの申し出があったとき(中途退学)
7担任する子が精神科受診の相談に来たとき(精神障害T パニック障害)
8「同級生の行動が変だ」と訴えがあったとき(精神障害U 強迫性障害)
9腹痛・頭痛等を頻繁に訴える子がいるとき(心身症T 神経性胃炎・片頭痛等)
10チックや爪かみ等の症状が見られるとき(心身症U チック・神経性習癖等)
11朝会中、急に呼吸が速くなって倒れたとき(心身症V 過呼吸症候群)
12給食後トイレで吐いているのがわかったとき(摂食障害)
13リストカットをしているのがわかったとき(リストカット)
14警察から担任する子の自殺未遂の連絡が入ったとき(自殺未遂)
15性被害にあったと知らされたとき(性被害・トラウマ・PTSD)
16性に関する悩みを相談されたとき(性の悩み・感情転移)

 第5章 学校事故(校内)
1踊り場で遊んでいた子が転落し骨折したとき(骨折事故)
2彫刻刀で手のひらを刺し、多量に出血したとき(出血事故)
3光化学スモッグ注意報が発令されたとき(光化学スモッグ)
4一時に多数の傷害・疾病の被害を受けたとき(多数傷病者の発生・パニック)
5給食中、のどに物を詰まらせたとき(気道異物事故)
6バットが顔を直撃し、前歯が数本折れたとき(歯牙欠損事故)
7プールの底に沈んでいた子どもを引き上げたとき(プール事故・救命手当)
8理科実験中に事故が起こったとき(理科実験中の事故)
9不審者が教室に入ってきたとき(不審者の侵入)
10サッカーでボールが目に直撃したとき(目の負傷事故)
11学級活動中、校内で火災が発生したとき(火災)
12非常警報が鳴ったとき(非常警報の発令)
13大震災の警戒宣言が出されたとき(警戒宣言の発令)
14授業中、激しい揺れがあったとき(大地震)

 第6章 学校事故(校外)
1女子から「チカンがいた」と通報を受けたとき(変質者の出現)
2下校途中に交通事故にあったと連絡が入ったとき(交通事故)
3登校時に連れ去られそうになった子がいたとき(連れ去り未遂)
4下校時、台風等への配慮が必要なとき(自然災害)
5下校時に農薬被害にあったとき(農薬事故)
6子どもが熱中症で倒れたとき(熱中症)
7飯盒炊飯で手に火傷をしたとき(火傷)
8登山(ハイキング)中、急に雷鳴が聞こえてきたとき(落雷事故)
9登山(ハイキング)中、事故にあったとき(捻挫・疲労・打撲・靴擦・凍傷・毒蛇・虫さされ・かぶれ・動物との遭遇)
10集団飲酒で急性アルコール中毒が出たとき(急性アルコール中毒)

 第7章 保護者との対応
1夫の暴力について相談されたとき(ドメスティック・バイオレンス)
2わが子の非を認めず、一方的に学校を責めるとき(他罰的な親)
3「うちの子がいじめられている」と訴えられたとき(いじめの訴え)
4いじめを原因とする転校の申し出があったとき(いじめ転校)
5懲戒処分に納得せず、法的措置を講じようとするとき(懲戒処分への不満)
6次々と無理な要求をする親がいるとき(心の問題・人格障害)
7問題行動の背景に親の養育態度を感じたとき(養育態度)
8親に専門機関を勧めたいとき(専門機関の勧め)
9学級内で問題が起こり、緊急保護者会を開くとき(緊急保護者会)
10催促しても教材費・給食費等を支払わないとき(教材費等の未納入)

 第8章 教師の勤務・服務
1問題集の複製を教材会社にとがめられたとき(著作権問題)
2無断で高額な図書が送りつけられてきたとき(高額図書の売りつけ)
3同僚教師のセクハラについて抗議を受けたとき(セクハラの訴え)
4反抗的な態度に怒り、体罰をしてしまったとき(体罰)
5学級の問題に悩み、精神的に追い詰められたとき(精神疾患)
6学級レクの事故で医療費の給付を受けたいとき(災害共済給付・日本スポーツ振興センター)
7管理職から事故報告書の提出を求められたとき(事故記録・事故報告書)
8通知表の所見欄の記入に悩んだとき(通知表の所見欄の記入)

 コラム 知っ得“法的知識”
万引きの法的定義
いじめの法的義務
家出と法律
出会い系サイト
校内暴力事件の判例
出席停止の法改正
虐待の早期発見・通告義務
節目の14歳
職権による保護の開始
全件送致主義
学校照会書
保護司の職務
暴走族の取締り
クーリングオフ
出席停止と臨時休業
環境衛生検査と安全点検
改正風営適正化法
強姦の罪
損害賠償請求
学校事故と裁判
DV防止法
指定校の変更と区域外就学
訴訟費用保険
教材の作成と著作権法
仮処分の申立て
セクハラと法律
体罰と法律
精神保健相談

書籍の一覧表に戻る
トップページに戻る